ド・モルガンの法則の数学的帰納法による証明
K大理学部に進んだ友人が、レポート課題としてド・モルガンの法則の証明を課されていた。
そういえば一度も証明したことないなあ、と自省しつつ、この際なので証明してみる。
明らかに数学的帰納法向きの問題なので実際に数学的帰納法*1を用いて証明した。(案の定)新規性は全くないようである。試しにde morgan inductionとか検索してみればいかに有り触れているかわかる。
◆ド・モルガンの法則*2
任意の集合について、が成立する。
◆証明
以下、全体集合を一般にとおく。
[I] の場合
(ベン図から明らかであるが、念のため簡単に証明を述べる。)
の要素をとすると、
したがって、で成立する。
[II] の場合
での成立、すなわちを仮定する。
このもとで、
であるから、で成立するならば、でも成立する。
より、任意のに対し、が成立することが示された。
◆コメント
一発目の記事なので小手調べである。非常に簡単。